今回は、損切りがどれだけ重要かをお伝えするために、ジャパンマテリアルを1,785円で200株エントリーし、1,689円で損切りしたトレードを振り返ります。約▲5.4%、−19,200円の結果でした。
1. 取引サマリー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 銘柄 | ジャパンマテリアル(6055) |
| 取引区分 | 短期スイング |
| 取引日 | エントリー:2025/11/13 / 手仕舞い:2025/11/14 |
| 売買 | 現物買い→売却(損切り) |
| エントリー価格 | 1,785円 × 200株 |
| 手仕舞い価格 | 1,689円 |
| 粗損失 | −19,200円(税・手数料前) |
| 損益率 | 約▲5.4% |
| テーマ | 損切りラインを守る重要性の振り返り |
2. 事前シナリオ
ジャパンマテリアル(6055)は、高市政権の経済財政諮問会議で打ち出されている半導体投資の方針とも相性が良いと感じていた銘柄でした。半導体関連の中でも、同社は製造工程に必要なガスや超純水などのインフラを担っており、「政策テーマ×決算内容」の両面から監視リストに入れていました。
直近決算(7〜9月期)では、経常利益が前年同期比+53%増と好調な数字が出ていました。それにもかかわらず、決算発表後は材料出尽くしのような形で株価が下落しており、「悪い決算で売られているわけではないので、いずれ決算内容が評価されて戻りを取りにいく動きが出るだろう」と考えていました。
エントリー前に、
- エントリー:1,785円で200株
- 損切りライン:1,739円(約▲2.6%)
- 利確①:1,870円(約+4.8%)
- 利確②:1,930円(約+8.1%)
という価格帯をあらかじめ決め、「まずは①まで届けば利確、②まで伸びれば欲張らずに手仕舞い」というシナリオで臨みました。
地合いとしては、日経平均は5万円台前半で始まり、一時5万1,300円台まで上昇したあと、終値51,281円とプラス圏で引けており、「指数が崩れているわけではなく、個別の決算戻りを狙いやすい環境」という認識でエントリーを検討していました。
3. エントリーの根拠(1,785円)
この日のザラ場での安値は1,759円でした。まずはこの1,759円を「短期的な下値メド」と見ており、ここを割り込んだとしても、一時的なノイズとして20円程度までは許容する前提でラインを考えました。
具体的には、
- 本日安値:1,759円
- ノイズ許容幅:−20円
- 想定ストップ:1,739円(約▲2.6%)
という構図で、「1,739円を明確に割り込んだらシナリオ崩れ」と定義し、ここを事前の損切りラインとしました。
狙っていたのは、1,759円からの戻りの第一波です。決算内容は悪くないのに決算後に売られていたため、「決算売りが一巡したあとに、1,759円付近でいったん下げ止まり→リバウンドが入る」というイメージを持っていました。
株価を常に追える状況ではなかったため、成行で飛びつくのではなく、
- 「安値1,759円から少し戻したあたり」で
- リスク(1,739円までの下落幅)と
- 戻り一発目のリワード(1,870円、1,930円)
のバランスが取れる位置として、1,785円に指値を置きました。
結果としては、この「押し目リバ取り」のイメージ自体は悪くなかったものの、後述の通り、実際の値動きに対して損切りラインをどこまで守れたかが課題になりました。
4. 手仕舞いの経緯と反省
今回よかった点は、「決めていた損切りを実行できたこと」と「もし損切りしなかった場合どうなっていたかを数字で確認できたこと」です。負けトレードをそのまま放置せず、こうして振り返りと記録まで残せたことも、自分にとってはプラスだと感じています。
エントリー時点では、損切りラインを1,739円に設定していました。本日安値の1,759円からノイズ分として−20円程度までは許容し、「ここを明確に割り込んだらシナリオ崩れ」と考えていました。
しかし翌営業日、寄り付きの時点で株価はすでに1,739円を大きく下回る水準からスタートしました。あらかじめ成行の損切り注文を入れていたため、そのまま寄り付き付近の価格で約定し、結果として1,689円(約▲5.4%、−19,200円)の損失となりました。
「損切り価格は守ったはずなのに、想定していた2.6%よりも大きく負けてしまった」という意味で、**ギャップダウン(寄り付きの窓)リスクをあらためて実感したトレードでした。今後は、決算後やニュース後など値動きが荒くなりやすい局面では、前日の終値と翌朝の気配値を確認したうえで、ロットやエントリータイミングも含めて調整する必要があると感じました。
なお、もしこのタイミングで損切りをせずに持ち続けていた場合、11月19日には1,557円(約▲12.8%)、21日でも1,612円(約▲9.7%)まで下落しており、含み損はさらに拡大していました。
結果として今回は約▲5.4%(−19,200円)で損切りしましたが、「ルール通りに一度切っておかなければ、もっと大きなダメージになっていた」という意味で、損切りラインを決めておくことの重要性をあらためて実感したトレードでした。
まとめ
今回のトレードからのマイルールは、次の一つにまとめました。
エントリー前に1Rと損切りラインを必ず決めておき、そのラインを終値や寄り付きで明確に割ったら、例外なくその日のうちに損切りする。ギャップダウンで想定以上にマイナスになっても、引っ張らずに一度は切る。
もし「決算は悪くないのに株価が下がっている銘柄」で迷う場面があれば、今回のように「どこで損切りするか」と「損切りしなかった場合、どこまで含み損が広がり得るか」を一度数字でイメージしてみてください。損切りはつらいですが、「もっと悪い未来を防ぐための行動」と考えると、少しだけ受け入れやすくなると感じています。
リスク・免責
※本記事はあくまで個人のトレード記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任でお願いします。
損切り・利確ラインの決め方そのものについては、こちらの記事で詳しく書いています👇
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