2025-09-30〜10-24|日本郵船(9101)|配当落ち後の売られ過ぎを拾い、決算前に回転(RSI・VWAP・25日線)
配当落ちと決算失望の余波で過度に売られた局面を、テクニカル(RSI・VWAP・ボリンジャー)で拾い、決算跨ぎは回避して手仕舞い。教訓は「売られ過ぎの初動は“欲張らずに回転”」。
「銘柄の探し方も、損切・利確の決め方もよく分からない…」
そんな投資初心者の方に向けて、日本郵船を実際にトレードしたときの考え方と記録をお届けします。
トレード概要(日本郵船)
- 銘柄名・コード:日本郵船(9101)
- 取引スタイル:スイングトレード(想定保有期間:5日〜30日)
- エントリー条件
- 配当・決算後の急落で「売られ過ぎ」と判断
- テクニカル:RSI20以下+VWAP付近からの反発狙い
- エントリー価格・株数:5,100円 × 100株
- 主に見ていた指標:RSI、VWAP、移動平均線
このトレードで学べること
- 利益を追いかけすぎない大切さ
→ 「まだ伸びるかも」と欲張らず、あらかじめ決めた利確ラインで冷静に手仕舞いする練習になった。 - エントリーポイントが来るまで“待つ”のも投資
→ なんとなく入らず、配当・決算後の急落+RSI20以下になるまで待ってからエントリーした。 - (例)シンプルな指標だけでもシナリオは組める
→ RSI・VWAP・移動平均線のような基本指標だけでも、十分トレードプランを作れると実感した。
サマリー表(結論)
| 期間 | 銘柄/コード | 方向 | サイズ | エントリー | ストップ | 目標 | 実現損益 | R倍数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025-09-30 → 10-24 | 日本郵船(9101) | 買い | 100株 | 5,100円 | 終値4,950円(=1R 150円) | 5,220円(25日線タッチ帯) | +120円/株(+2.35%) | +0.8R |
教訓(要点)
- 配当落ち直後のRSI短期7〜12・−2σ割れは機械的に売られやすい→リバ狙いの初動は有効
- ただし決算跨ぎはしない。**回転(目標到達で利確)**で期待値を積む
- 目標は25日線/板の売り階段など現実的な節目に置く(今回は5,220円)
今日のセットアップ(事実)
- 価格推移と出来高
- 9/11に年初来高値5,640円後、9/29終値5,147円(約−8.7%)。配当落ち日で出来高を伴う大陰線。9/30早朝も5,140円帯。
- 業績トーン
- 8/5公表の1Q(4–6月)決算は減収減益:売上6,009億円(−7.8%)、経常597億円(−52.5%)、純利520億円(−52.8%)。通期見通し下方修正。
- 株主還元
- 年235円配当(中間115・期末120)据え置き、自己株買い(上限1,500億円)継続。
- テクニカル位置
- 9/29はボリンジャー−2σ割れ、短期RSI12付近まで低下。売られ過ぎゾーン。
- 環境面の補足
- コンテナ運賃は前年比で伸び悩み、為替の円高寄りや燃料コストも逆風。関税・地政の不透明感で海運のボラ高止まり。
📝認識の起点:「配当落ち×悪材料出尽くし後のテクニカル反発」という、“取りに行き過ぎない”短期リバ前提。
トレード計画(1R/口座1%/株数計算)
- 仮説
- 配当落ち・決算失望の余波が大きく、短期的な行き過ぎ(−2σ・RSI極端)が発生。VWAP奪回+25日線接近までのリバウンド波を狙う。
- エントリー
- 9/30:5,100円指値でIN。初動の戻りを想定し、板の軽い帯を確認の上で執行。
- 1R定義
- 1R=(5,100−4,950)=150円(ストップは終値が4,950円を明確割れ)。
- 口座1%ルール
- 許容損失=口座残高×1%。
- 株数=(許容損失 ÷ 150円)で算出(以降の記録は1株あたり損益で表記)。
- 出口計画(当初)
- T1:5,200〜5,300円(25日線/半値戻し帯)。
- 建値ストップ化:+1R到達前でも直近高値更新→逆指値切り上げで利益保全。
- イベント対応
- 11/6決算は跨がない。事前に回転利確して現金化、決算直後に方向を見て再評価。日本郵船
📝欲を抑えるため、**「25日線タッチでいったん降りる」**をルール化。
実行ログ(時系列)
- 9/29(月)
- 配当落ちで大陰線。短期RSI12/−2σ割れまで急落。監視開始。
- 9/30(火)
- 5,100円で指値エントリー。ストップ=終値4,950円。
- メモ:「RSI 7〜12の売られ過ぎ。5,200〜5,300円リバ想定」。
- 10/1〜10/3
- 想定より戻り鈍く、5,050円台に沈む場面も。耐える。
- 10/6(月)以降
- 政局イベント通過後、株式市場全体が上昇基調に。日本郵船も底打ちの気配。
- 10/8(水) 8:50
- 5,210円に利確指値を設定。
- 板概況:成行買い13万株、5,205〜5,210円に売り計6,000株、OVER70万株/UNDER63万株→やや買い優勢。
- 判断:「現在値5,197円から上の板が薄い。午前の上昇波で刺さる可能性」。
- しかしこの日の高値は5,205円で未約定。引け5,119円。
- 10/9(木)〜10/10(金)
- 5,071→5,020→4,978円まで続落。4,950円の終値割れ回避を確認し、計画維持。
- 10/14(火)〜10/17(金)
- 再上昇基調。RSI30→50/MACDのマイナス乖離縮小。陽線連続、5日線回復。
- 「底固め→リバ初動」と判定。次の節目は5,150円(25日線)。
- 10/20(月) 引け
- 5,111円(+1.21%)。ボリンジャー中央線接触、上抜けトライ。
- 10/21(火) 引け
- 5,106円(−0.10%)。5MA=5,059円、25MA=5,195円、RSI=44.4、MACD=GC直前。
- 利確想定:5,180〜5,220円/逆指値:5,040円をメモ。
- 10/22(水) 引け
- 5,125円(+0.37%)。2日連続陽線、RSI短期50.9。**25日線(≈5,180〜5,195円)**ブレイクを次の焦点に。
- 10/23(木) 引け
- 5,160円(+35円)。MA(5)=5,110円、MA(25)=5,162円。RSI短期76.12(やや過熱)。
- **「5,200円突破→5,280円」**のシナリオを想定。
- 10/24(金) 寄り前〜場中
- 気配5,197円。UNDER672,500/OVER783,900(買い板厚め)。
- 板:5,198円に厚い買い、5,200円の売りは軽い。5,207円の売りも薄め。
- 利確指値 5,220円を再設定。
- 5,220円で約定。決算(11/6)跨ぎを回避し、現金化。
📝反省:10/8の未約定(5,210→5,205高値)は、**「売り階段の手前で刺す」**方が堅実だった。
結果(手数料込み損益/R倍数/想定乖離)
- 売買結果
- IN:5,100円/OUT:5,220円
- 実現損益:+120円/株(+2.35%)
- R=+120 ÷ 150=+0.8R
- 想定との乖離
- 目標帯の**25日線タッチ〜売り板密集(5,220円)で利確。「5,280円まで」**の2段目は、決算リスクを考慮して見送り。
📝勝ち幅は控えめでも、「跨がない」で下方テールを切ったのが全体最適。
振り返り(再現ルールのチェックリスト)
うまくいった点
- 配当落ち×RSI極端の機械的売りに対し、テクニカル初動のみを取りにいった
- 25日線/板の売り階段という**“現実的な出口”**を先に決め、決算跨ぎを排除
- シナリオ崩れの明確化(終値4,950円割れ)で1Rを定義し、ホールドの根拠を可視化
改善余地
- 10/8の利確未達(5,210→5,205高値):**“売り階段−1ティック”**で置く運用に修正
- S/Rの日次更新:5日線・25日線の値を毎朝メモ→指値・逆指値の再計算を自動化
- イベント・テール管理:「決算3〜5営業日前に回転」を固定ルール化(次回は迷わない)
次回の行動ルール(チェック)
- 配当落ち×RSI<15×−2σはリバ候補。まずはVWAP奪回を待ってから。
- 1Rは終値ベースで定義し、口座1%で株数算出。
- 出口は25日線or板の売り階段。+1Rで建値ストップへ。
- 決算は跨がない。決算直後のVWAP継続だけ再エントリー。
同じ考え方は、ワイエイシイホールディングス(6298)の短期スイングでも使いました👇
→ ワイエイシイホールディングス(6298)短期スイング取引記録|押し目指値から+約6.5%抜き
FAQ
Q1. なぜ5,220円で利確したの?
A. 25日線タッチ帯かつ板の売り密集が確認でき、決算前であったため。**“欲を出すと跨ぎになる”**のを避け、回転重視で決定。
Q2. ストップを「終値4,950円」にした理由は?
A. 日足の支持線(5,000円)を実体で割り込むかを見極めるため。ヒゲではなく終値基準とし、過度なノイズ損切を防止。1R=150円で**口座1%**に合わせたサイズ計算が可能。
Q3. 決算跨ぎを避けるのはなぜ?
A. 日本郵船は決算のインパクトが価格に極端に出やすい銘柄。過去事例でも**“期待先行→出尽くし下落”が多く、運賃・関税・燃料など外部要因のブレも大きいから。“守って伸ばす”には跨ぎ回避が最適**。
リスク・免責
本記事は個人の取引記録であり、特定銘柄の推奨や将来の成果を保証するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。記載の数値は当時のメモに基づくもので、手数料・税は未反映の場合があります。
おわりに
今回の日本郵船のトレード記録が、
「銘柄の探し方」や「損切・利確の決め方」に悩んでいる方のヒントになればうれしいです。
今後も、成功も失敗も含めて同じ形式でトレード記録を残していくので、
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